低床式ストレッチャーをレビューしてみる

私が福祉タクシーを開業したときから愛用している”低床式ストレッチャー”
初心者ならこれ買っとけと言わんばかりに協会に勧められ言われるままに購入して使うこと早6年。
昇降式にすればよかったと思ったことも多々ありましたが、これまで私が使ってきて思ったこと感じたことを述べたいと思います。(あくまでも私個人の感想です。)

写真:私が使用しているストレッチャー

低床式ストレッチャーを使ってメリットに感じたこと
・昇降式に比べて価格が安い
・軽い
 
昇降式と比べたら半分くらいの軽さです。病院→病院の移送ではあまり関係ありませんが、利用者様のお宅へお迎えに行くときなどスロープの上り下り、またスロープが使えず持ち上げてお部屋へ搬入するときなど昇降式よりは楽かも知れません。
・丈夫
 とにかく頑丈なつくりです。ネジが緩むといったこともありませんでした。(そもそもネジはほとんど使用されていません)

低床式ストレッチャーを使ってデメリットに感じたこと
・ベッドの高さに合わせられない
 
看護師さん「ストレッチャーもう少し高くして下さい!」
 私「すみません、これ上げられないタイプのやつです;」
 という会話を毎回のようにすることになります。
 高さを変えることができませんのでベッドを低くして合わせることになりますがベッドによってはストレッチャーの高さまで低く下げることができないものもあり移乗がしづらくなることがあります。また、低い姿勢で移乗介助しなければならず腰に負担がかかります。看護師さんや介護士さんにはあまり歓迎されてないかも知れません…。
・押して移動するときに低すぎて移動しづらい。疲れる。
 
床がカーペットのような素材だとより重く移動しづらくなります。二人以上で移動させるときは前後に付いているアームを使えば少し楽になると思います。

以上、低床式ストレッチャーを使ってみて私なりに感じたことを述べてみました。もしも昇降式を使ったらまた他にもいろいろ違いに気付くことがあるかも知れません。
購入を検討されている方は参考に・・・ならないか(笑)